モンスターペアレント

『モンスターペアレント』というドラマがスタートしました。昨日は木村佳乃演ずるモンスターペアレントが、学校側で撮影した遠足の娘の写真が2枚しかないと延々苦情を言いにくる、という筋書きだったようです。
実は私はこのドラマの初回を見ませんでした。多分これからも見ないと思います。
モンスターペアレントという言葉をご存知ない方ももちろんいらっしゃるでしょうし、噂には聞いているけれど実際にはうまくイメージの掴めないという方も多いことでしょう。ドラマを見て、「本当にこんな偏執狂的な人間がいるのか!?」と信じられない気持ちになった方もいらっしゃると思います。しかし教員にはこの手の保護者に苦しめられた経験がある方々が少なくないはずです。
他人事だと「すごい」「信じられない」「いまどきは先生も大変だなあ」で済むし、人間はここまで過激になれるのかという衝撃は確かに面白く感じられるかもしれません。が、教員や教員経験者には「シャレにならない」内容でドラマを見る気になれない、仕事で嫌というほど苦労しているのにテレビでまで見たくない、というのが正直なところなのではないでしょうか。
私の経験や知人から聞いた限りでもたくさんの事例があります。生徒指導で夜に学校に呼び出されたことを逆恨みして大声で怒鳴り散らした母親。夏休みに入って家でぐうたらしている娘に我慢ができなくなり、学校に苦情(?)の長電話を入れてきた母親。親子間のトラブルが原因で家出した娘を探せと真夜中に電話してきた父親(父親は酒を飲んで大声で怒鳴っていました)。毎日学校に長電話してくる母親…みんな私の周りで実際にあったことです。ね、シャレにならないでしょ。
こういう事例に対して学校はひたすら忍という対応が少なくありません。対立し合っても結局学級・学校経営をぶち壊されるのでとりあえず聞くしかない、という感じです。ドラマでは米倉涼子演じる弁護士が裁判沙汰で白黒つけろというスタンスを主張しているようですが、物事はそんなに簡単ではないので…解決策も見当たらないので…少なくともドラマを見る気にはなれない、のです( ; _ ; )

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この記事へのコメント

  • 人生ゆっくり

    世の中、スッカリ変わったのですから、現実に即した対応方法が検討されるべきでしょうね。
    ずっと以前、学校が荒れに荒れていた頃、わがまま放題で育った連中が、そのまま親になっているということでしょうか。
    2008年07月02日 11:40
  • ねこまっく

    先日は私のブログにおいでくださり、ありがとうございました。
    「猫好き」に加え、「教員やめて転職」ってとこまで同じです。
    記事のドラマのことは、先日も友人の教師と話したばかりです。
    彼女の職場では「見る?見ない?」と話題になってるようです。
    ドラマになることで、「はずかしい、あんなことしちゃイカンよね」と認識してくれるといいんですけどね。「あんなのドラマだからだよ」などと認識されちゃかないません。
    2008年07月02日 12:04
  • ケム&ふうちゃん

    「モンスターペアレント(MP)」は昨夜、夕食の支度をしながらみました。薫氏はみてないようですが、私はよく出来ていたと思います。米倉涼子演ずる国際派弁護士もタジタジのMPに追い詰められた若き男性担任教師が自殺未遂で退職…という筋書きで、脚本家はMPの実態についてよく調べていたと思います。採り上げられたエピソードはすべて事実。実際MPに非難されて自殺した女性初任教師も存在したのですから、本当に深刻な問題です。気になったのは正論を吐く指導主事がいつもデスクに座っていて何も行動してないこと、校長がポリシーを持たず、余りに弱腰なこと。私も校長として、主に評価評定・イジメ・不登校関係で保護者のクレームに同席・対応しましたが、実は保護者自身が追い詰められて、ストレスが溜まっているのを感じました。教職大学院の授業でもMPの事例研究を採り上げています。
    2008年07月02日 15:07
  • とんちゃん

    薫の君さん こんばんは!
    オリーブさんの所からお邪魔しました。
    私はもう還暦を過ぎたお婆ちゃんですが、元中学校の教員です。現役時代は、最初の金八先生の頃です。当時から先生は学園ものを見ないし、警察官は刑事ものを見ないと言われていました。私もバカバカしくて見ませんでしたが、退職をして再放送を見ると涙がでたりしました。立場が変わると見方も変わると言うことでしょうか?モンスターペアレントは見ていませんが、私達が育てた子達が親になって起こしている…と考えると複雑です。
    2008年07月02日 20:24
  • オリーブ

    ドラマは見ていませんが最近の親たちによくあることと認識しています。
    モンスターペアレントのクレームで担任教師が体や精神を病む、あるいは自殺に追いやられる事例をテレビで見たことがあります。また教職員はその対応に時間を奪われ他の児童・生徒のための時間が減少し学校全体に悪影響がひろがるのは明らかです。
    クレームのみならず「義務教育だから給食費を払わない」「うちの子供に掃除をさせては困る」と言う・・・勘違いもはなはだしい親たちもいるそうです。親自身が幼いとしか思えません。
    テレビドラマとして放映されるからにはドラマとして面白いだけではなく対策も盛り込まれた筋書きとなることを期待したいです。
    2008年07月02日 23:42
  • ぴあの

    三歩下がって師の影を踏まず・・・なんて言葉もあったのですが、先生は「先生」なのですよね。
    「仰げば尊し、我が師の恩」も死語?!
    私はテレビも見ていませんが、なんとも、言葉も出てきませんです。私のコメントにコメントはいいですよ(笑)
    2008年07月03日 17:49
  • よしのの里

    タイトルだけで見る気の失せるドラマです。もともと学園モノは好きではないけれど、これはダントツ見たくなーい!
    2008年07月03日 23:39
  • ケム&ふうちゃん

    他の方のコメントに一言…。ぴあのさんの「仰げば尊し」は個人的には名曲だと思いますが、この歌を歌う卒業式はもはや皆無でしょう。この曲は、和菓子じゃなくて、我が師=教師側の恩の押し売り強制であり、「身を立て、名を上げ」が立身出世主義を煽っているという理由で既に市民権を完全に失っています。またオリーブさんの「うちの子に掃除させては困る」云々ですが、横浜市教委では今後3年以内に全市立学校で児童生徒にトイレ掃除をさせる方針です。果たして横浜市教委は横浜市中のMPを説得できるのでしょうか。またぴあのさんの「三歩下がって師の影を」云々は正確には「三尺下がって」です。三尺=90㎝以上、師に接近するなということですが、これは本来、護身術で言われたことで、護身術の世界では三尺=90㎝以上接近してくる相手は攻撃意思を有する者として警戒対象になります。三尺以上接近していけないのは、教師の場合だけではなく、人間関係すべてに該当します。相手の人に不必要に近づき過ぎてはいけないという教えです。自分の周囲90㎝以内は自己防衛=安全ゾーンとして、誰にも入ってきて欲しくないということです。
    2008年07月04日 16:02
  • 薫の君

    人生ゆっくりさんこんばんは。
    学校が荒れていた頃…校内暴力花盛りだったのは1980年代だったかと思います。確かにその頃の世代が親御さんになっているとは思いますが、30~40代のみならず社会全体がヒステリックに、寛容さをなくしていると思われ、モンスターペアレントもその一つの現象と考えてしまいます。
    2008年07月05日 22:36
  • 薫の君

    ねこまっくさんはじめまして。ご訪問いただきありがとうございました。
    教員から転職されたとは知りませんでした。これも何かのご縁、またお寄りいただければ幸いです。
    モンスターペアレントという呼称もご存じない方もおられるので、ドラマなどを通じてこの問題が広く認識されることはいいことだと思います。が、興味本位に捉えられるにはあまりに問題が深刻だと思います。
    本当はその辺を確かめるためにドラマを観ればいいのでしょうけれど…疲れて帰ってきて、あまり楽しくないドラマを観る気にはやっぱりなれないですね( > < )
    2008年07月05日 22:44
  • 薫の君

    ケム&ふうちゃんさんこんばんは。
    気合いの入ったコメントありがとうございました、にもかかわらず今日までご返事できず申し訳ありませんでした。
    私は今教員ではないのに、あまり教育問題のドラマや番組を見る気になれません。そういう傾向の本は結構読みますが、テレビはリラックスするために見るので(それでもほとんど見ませんが)あんまり深刻なのは気乗りしないです。ましてやモンスターペアレントは、自分自身苦しい経験もあり、また教員の知人はほとんどがこの対応で苦慮している人ばかり。教育関係者としてはやっぱり娯楽物として楽しむ気分にはなれません…。
    学校だけでなく、対人サービスの職業はほとんどがこのようなバッシング・クレーム・非難と攻撃の対象になっています。それだけ現代の人々の心が追い詰められているということでしょう。全く憂うべき事態です。対策はあるのでしょうか??
    2008年07月05日 22:56
  • 薫の君

    とんちゃんさんはじめまして。ようこそおいでくださいました。
    教員をされていたとのこと、この話題にもいろいろな感想をお持ちのことでしょう。親のあり方が変わったという風に捉えられがちなこのテーマですが、変わったのは家庭や親子関係だけではなく社会や人と人との関係・距離ではないのかと感じます。このドラマがなんらかの問題提起として活躍してくれるといいのですが。
    2008年07月05日 23:02
  • 薫の君

    オリーブさんこんばんは。
    コメント、まったく同感です。親自身が幼く自立していないということが、今の家族の問題の根幹にあると思われます。少し話が逸れますが、DVや過干渉なども結局は大人として自立していない・依存心が強いために起こる問題ではないかと思います。
    社会問題化したモンスターペアレント、ドラマだけでなくもっとメディアで追求し、打開策を探ってもらいたいものです。
    2008年07月05日 23:07
  • 薫の君

    ぴあのさんこんばんは。
    ケム&ふうちゃんさんのコメントに「正しくは“三尺下がって…”です」とあったのでネットで調べました。諺としては「三尺」のようですが、私も「三歩…」だと思っていました。
    先生が「尊敬されるべき人」として誰からも一目置かれていたのはもう昔話なのでしょうね。昔は人々や社会全体が「子どもを導く人は尊敬されるべき人間としておいたほうが教育がスムーズに運ぶ」というスタンスで、教員を立てていてくれたように思えます。
    現代は「自分が主人公」の時代、行き過ぎて勘違いの自己主張をする人がいてもおかしくない世の中です。学校のあり方が、「三歩…」のころと同じではいけないのかもしれません。
    2008年07月05日 23:19
  • 薫の君

    よしのの里さんこんばんは。
    私も「ダントツ見たくな~い」内容です!考えただけでもうげっそり…
    教師って大人の心のケアも仕事のうちなんでしょうか。大人というのは社会に迷惑をかけない常識を備えていないといけないと思うのですが、幼稚な大人を教育するのは誰の役割なのでしょうか…。
    2008年07月05日 23:23

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